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落合 務シェフの実演レポ[Vol.02]
HOMECHEFにシェフがやってきた!02
2022.03.29
日本のイタリア料理を牽引してきた、落合務シェフ。
人生の中でも長い時間を厨房の中で過ごしてきました。
そんな落合シェフはご自宅のリノベーションを検討中。
家庭用オーダーキッチンの相談に訪れたのが北沢産業ショールーム「HOMECHEF」。
「かっこいいキッチンだね」そんな一言からご縁が始まり、
ショールームを舞台にイタリア料理の基本を教えてくださいました。
じっと見ていると料理のコツばかりではなく、HOMECHEFのキッチンがどんな風に使えるか、
そのヒントがたくさん見つかりました。
皆さんもぜひ、オーダーキッチンの楽しさを落合シェフと一緒に共有してくださいね。
[オーダーキッチン HOMECHEFショールーム 実演レポ]
02 茹でる、あえるをスマートに〜ボンゴレ・ビアンコ
家庭用のオーダーキッチン「HOMECHEF」で落合シェフが試す家庭用のプロ風キッチン。
第2回目です。今回つくっていただくのは「ボンゴレ・ビアンコ」
「みなさん、パスタ作るときに先に麺を茹でちゃうでしょう。まずソースをつくること。
これが大切なんですよ」
そういってシェフはオイルをたらしたフライパンにニンニクをいれて、IHクッキングヒーターをオンにしました。
ゆっくりと熱が立ち上がり、じくじくと音がたちます。
「フライパンを斜めにして、オイルにニンニクや唐辛子の香りをしっかりとつける。
ここを失敗したら、やり直したっていいくらいだよ。ソースができてから茹で始めるのでもいい。慌てないでね」。
パスタパンにはたっぷりの塩。「パスタにしっかり塩味をつけること」
黄金色のオイルに、アサリをどさっと投入。
蓋をしめると、カラカラパチパチ、、、、リズミカルに殻がはじけはじめます。
「よく聞いてごらん。料理は音も大事だよ」。
「オイル、パスタの茹で汁やアサリからの汁は、フライパンをゆすって乳化させる。炒めるんじゃない」と落合シェフは前後に手首を振っています。
すると金色の油が、とろりとしたクリーム状になってきました。
熱の通る時間を配慮しながら、少し硬めで引き上げたパスタをフライパンに移します。
フライパンをゆすってゆらゆらとパスタが泳ぐようにソースと和えて、パスタは完成。
「さあ出来立てが美味しいよ、すぐに食べて、食べて!」
キッチンからテーブルへ。さっと出された熱いお皿。そのまま出来立てをいただきます!
考えてみれば調味料はニンニクと唐辛子と塩、胡椒だけ。材料はとっても簡単。
そして味わいはあさりからの磯の香り!
「材料のいいところを引き出せるのが料理。。みんな理屈があるんだ。鍋と火加減と手の動き。
パスタは炒めるんじゃないよ、和えるんだよ」と念を押す、落合シェフ。愛情たっぷりに教えてくれます。
こんなオーダーキッチンなら、ソースをつくり、パスタを茹で、あえる。そしてテーブルへ。
シンプルなお料理でもシェフになった気分で、楽しめそうですね。
次回はメインの「チキンのディアボラ風」です。
新築、リノベーション、こんなキッチンをつくりたい!
オーダーキッチン HOMECHEFショールームへご予約をお待ちしております。
取材・文=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)
[落合 務]
1947年鎌倉生まれ。日本イタリア料理協会会長。若くしてイタリアで修行を積み、日本のイタリア料理を牽引した料理人として2019年には文化庁長官表彰を受ける。オーナーシェフであるイタリア料理店「ラ・ベットラ」では、落合さん仕込みの温かみある味を楽しめる。
北澤産業HOMECHEFのオーダーキッチンでご自宅のリノベーションが進行中。
ラ・ベットラ
http://www.la-bettola.co.jp
オーダーキッチン HOMECHEFショールーム
https://homechef-kitazawa.jp
オーダーキッチン HOMECHEFショールームへご予約をお待ちしております。