Culinary Meets Ocean House
47 海を引き立てるレストランキッチン
ヨットハーバーで知られる海辺の街に建てられたプライベートなセカンドハウス。女性建築家によるミニマルで無機質な空間は、海の景色をアートのように切り出します。
その建築の意向とトーンをそろえたキッチンは、設計事務所のデザインディクレションに沿って、HOMECHEFの知恵を、三位一体で作り上げました。ハイスペックな機器は飲食店での調理経験を持つ奥様のご希望を当社ならではのノウハウでかなえたもの。海辺のレストランのような住宅が完成しました。

海に面した2階建ての邸宅には各階にキッチンが設けられ、どちらのキッチンも料理を楽しみながら海が一望できるレイアウトになっています。
1階のキッチンは、ゲストをお招きして料理を振る舞うレストランさながらの仕様です。

プロの厨房のように、アイランドカウンターを中心に回遊できる導線に。
スチームオーブンや高火力の5口コンロで使う大量の調理道具も、素早く洗える業務用食洗機をビルトイン。シンクも2か所で、仕込みと洗い物の使い分けができ、効率よく作業を進められます。

壁面は生活感のでる家電を隠す、使い勝手の良いリフトアップ扉の収納です。

アイランドカウンターに収められているワゴンは、HOMECHEFをお選びいただく大きな決め手となった造作ワゴンです。
木製の蓋付きの箱やすのこは組み替えが可能で、飲み物や出来立ての料理をスマートに運べるよう設計されています。
“使う時間そのものが心地よくなること”を追求した、暮らしに寄り添う収納兼サーブワゴンです。

写真のカウンターは、上段の作業側はステンレス、下段のリビング側はセラミックを使用し、用途に合せて異なる素材で天板をお作りしています。ステンレスの見付をセラミックの板厚12mmに揃え、角を出したシャープな仕上げにすることで家具のような佇まいに。
ご夫妻のリクエストにより、カウンターには鉄板焼き用グリドルをビルトイン。
業務用の電気グリドルに合わせてステンレス製の蓋を造作し、日常は気配を感じさせないフラットなカウンターとして端正に。
蓋を外した瞬間、静かな空間にわずかな熱気と高揚が灯り、“特別な時間の始まり”を予感させます。
鉄板の上で素材が焼ける音が響き、香りがふわりと立ち上がる夕暮れ。
出来立てをそのままカウンター越しに取り分ければ、レストランのライブキッチンを思わせる、上質で親密な食卓が完成します。



さらに、業務用の製氷機をビルトインし、カウンターはドリンクステーションとしての機能も融合。
サイドにはビールサーバー用コンセントを設置し、氷の入ったグラスにビールを注ぐ音さえも心地よい演出に。
日常もおもてなしも、美しくしなやかに受け止める“大人の歓びを宿すカウンター”です。

飲食店での調理経験がおありの奥様のご希望でガス赤外線グリラーを設置。素材を焦がさず旨味を閉じ込めたまま、芯までしっかり焼き上げる優れものです。目の前の海で釣りあげた魚もまるごと保管できる業務用のコールドテーブルも設置。ライフスタイルに合わせて、業務用と家庭用の機器をバランスよく組み込んでいます。

2階は家族で過ごすプライベートエリアの、家族のためのキッチン。家庭用の機器でシンプルに。天窓から差し込む光が、突板のキッチンに表情の変化を与えてくれます。また、縦横に入った化粧目地や、アイランドカウンターのテーパーの仕上げなど、細かい部分まで拘った美しい造りになっています。

冷蔵庫は、放熱スペースを周囲にバランスの良い余白として設け、壁面に綺麗に収まっています。建築家の先生による、隅々まで計算された美しい空間になっています。