Dry kitchen+Wet kitchen
12 おもてなしと料理をそれぞれのキッチンで
厨房の世界ではドライキッチン(冷菜や飲み物の準備をすることを主眼にしたキッチン)とウェットキッチン(シンクやコンロをしっかりと使ってちゃんと料理をするキッチン)の2つがあります。この家ではその2つを作りたいという要望がありました。
こちらがお客様をおもてなしするシンクだけのドライキッチン。日常生活でカウンターを軽い食事に使用しています。額縁のような木目のキャビネットの奥にさわやかな白の戸棚とタイルでアクセントを。レンジフードの下には使うときだけ卓上のIHヒーターやホットプレートを置く予定です。
ドライキッチンの奥には、しっかりと料理ができるウェットキッチンが配置されています。ウェットキッチンは清潔感のあるホワイトでまとめました。来客に料理の雑然さを見せず、料理の下ごしらえや仕上げに使うキッチンです。
ウェットキッチンは料理のしやすさを重視したプラン。頼もしい火力と庫内が大きいアメリカ・バイキング社のガスレンジ&オーブンを採用。対応するレンジフードは業務用レベルの吸引力をもつ特注です。パワフルなオーブンを使って奥様はもちろん旦那様も腕を振るうそうです。
タッチレス水栓を設定したウェットキッチンのシンク。水栓本体に触らず吐水できるので、調理の作業効率が上がります。シンクはプレートの位置が変えられ、スライドするシステムシンク。これもHOMECHEFのキッチンでは多く採用される人気のキッチンパーツです。