As a professional kitchen
23 プロの厨房のように
海外を飛び回り、さまざまな会食の機会も多いご主人が主導になってつくったキッチン。
プロの厨房ではお決まりの水場と加熱ゾーンを分けたレイアウトに、
寿司屋のカウンターやバーのように座れる食事スペースを組み合わせた
オールステンレスキッチンです。
ワークトップは奥行1100で食事をするにもゆとりの大きさ。
オーブンや家電が収められたバックキャビネットの裏は、回遊できる
パントリースペースになっていて、食材のストックを表に出さずに
料理を「見せる」ことに集中できます。
リノベーションまではキッチンの具体的な知識は特になかったというご主人。
計画に際しては、さまざまな本やネットの情報を駆使して
頭の中のイメージを完璧に再現した、知的プロフェッショナルによる「マイ厨房」です。
こちらの物件は、雑誌「リアルキッチン&インテリア season11」(小学館)に取材いただきました。
https://realkitchen-interior.com/topics/33616
熱機器はアスコの4口ガスコンロ、ハイカロリーのバーナーは中華五徳も付いた本格仕様。ガゲナウのバーベキューグリルはあえて純正の蓋は付けず、カウンター側からも使えるようにかぶせるタイプのステンレスの蓋を造作しました。
ひときわ目を引くレンジフードは2つのシロッコファンを乗せた特注仕様。引出し中心の収納は頼もしい大容量です。
熱機器の後ろにはアスコのスチームオーブンを設定。その下のバキュームドロワー(真空調理機)は下ごしらえから食品の保存まで便利に使えます。
シンク下スペースにはタモ無垢材のすのこ棚とまな板立てを設定。すのこ棚にはストウブの鍋や中華鍋を置く予定です。このすのこ棚はHOMECHEFショールームでも、実物をご覧いただけます。
2段シンクは幅950の広々としたサイズ、大きめの魚などの調理も楽に行えそうです。水栓はセンサー式で手をかざすだけで吐水します。汚れた手でも楽に使えます。