The kitchen-longlasting
17 三世代をつなぐレトロモダンな’’台所”
大切に住み継がれている古い日本家屋、キッチンをリノベーションしてより暮らしやすく。
そんな時にもオーダーという手法が有効です。
なぜなら、元の家が持つ雰囲気や素材の風合いに合わせてオリジナルのキッチンをつくることができるからです。
このキッチンは、三世代の大家族が住まう、古い日本家屋のリノベーション。
壁付けだったキッチンをL型のひろびろとしたキッチンにリフォームし、
小柄な奥様、背の高い娘さんがそれぞれ使いやすいよう工夫をしました。
面材は海外で見たキッチンを参考に、ナラ材の突板を淡いグレーに染色してやさしい雰囲気に。
シーザーストーンのグレーブラウンの天板にマッチしています。
大きな出窓に面した明るいキッチン。引出しには巾木収納を設定し収納量を確保しました。引出しや吊り戸は手を掛けやすいハンドルを採用。
主に娘さんが使う高めの吊り戸の下には、小柄な奥様が使いやすいよう引き違いの吊戸棚を。
吊戸棚の下の引出しには、物を一時置きできる引出しテーブルを設定。ストッパーも付いていて安心です。
蓋を外すと小物を収納できます。
デッドスペースになりがちなL字型キャビネットのコーナー部分には、奥から雲型の収納を引き出せるコーナー用スイングラックを採用、大きなお鍋も収納できます。
背の高い引出しの内部は仕切りを入れ、お盆やプレート、オーブンの天板などを収納予定です。
ダイニングの窓下にはキッチンと同じ素材で、懐かしい雰囲気の引き戸のキャビネットを作りました。古い家の記憶をモダンに解釈したオリジナル収納もオーダーメイドできます。